面白くなければ   NPO じゃない!

令和5年度事業計画について

   基本的な考え方について

  ユーカリタウンネットワークは地域で活動する各種団体・組織が、それぞれの目的や活動を尊重し合い  

  緩やかに連携・協力することで、街の活性化や地域の課題解決に、協働してその解決を図っていこうと 

  する組織です。

街づくりには生活環境を整備するハードが極めて重要ですが、幸いなことにユーカリが丘は、山万()の開発50年(居住40年)に渉る継続的な努力が、未来の見える街、未来のある街として評価され、住民が増え続けております。

今後、5年~10年で西ユーカリが丘地区の住民増加、ユーカリが丘駅の北口の再開発等、大きく変貌を遂げていきますので、街づくりの活動も更に多様な取り組みが必要になると思われます。 

一方、ユーカリが丘地域においても高齢者は急速に増え、独居世帯・認知症患者の増加への対応、更に 

高齢者の健康・生き甲斐づくり等に対応し、安心して住み続けられる街づくりを急がなければなりませ

ん。

NPO法人として活動を開始して10年になります。令和5年度の事業活動につきましても、

九つのプロジェクトチーム(イベントチーム、くつろぎベンチチーム、フォーラムチーム、支援・見守りチーム、文化・スポーツチーム、里山・園芸チーム、環境美化チーム、ユーカリタウンセンターチーム、何でもカルチャーチーム)、各委員会(災害対策委員会、広報委員会)、会員一同、一層の努力を継続していきます。

更に、自治会協議会と連携して立ち上げた、防犯カメラ推進委員会についても長期的視点に立って、

積極的に取り組んでいきます。

 尚、本年も、新型コロナウィルスの動向に留意し感染対策を万全にし、出来る事を着実に実行していきます。

 

1.長寿時代における地域の支え合いについて 

急速に進む長寿社会において、住み慣れた地域で自分らしい生活を維持できるよう、医療、介護、疾病

予防、生活支援等が一体的に提供される、地域包括ケアシステムの構築が2025年を目処に、国の施

策として推進されていますので、ユーカリが丘の地域実態に合わせて課題に対処していきます。

  (1)    長寿社会における様々な課題への対処や地域の助け合いについて、各団体の特性や機能が生かさ

        れるよう、全体的な調整を行いつつ解決を図ります。

  (2)    地区社協の「ともに歩む福祉プランⅣ」及び各種福祉事業の充実が望まれますが、各団体の理解

        と協力が得られるよう支援します。

  (3)    千葉県ノルディック・ウォーク連盟の協力を得て、地域住民の健康増進を支援します。

 

2.くつろぎベンチチーム

  買い物途中の休息やコミュニケーション、待ち合わせ場所としての休息用「くつろぎベンチ」を設置 

  (全て私有地)してきました。今後も定期的なメンテナンス等行い、更に増設要請に応じて関係先と

  調整して私有地での設置を進めます。

 

3.支援・見守りについて・・・支援・見守りチーム

 (1)  高齢者支援活動の企画・推進成年後見制度の利用支援に関連し以下に取り組みます

 ①    住民相談会の実施。

 ②    地域住民で地域の成年後見制度利用を支えるための諸課題を検討。

   (2) 福祉施設支援活動の推進

  「千手会フェスタ」、「ワンパク祭り」等の各施設イベント行事を支援します。

                                            

4.防犯・防災活動について・・・フォーラムチーム

    (1)  災害発生時の対応について

   ①    災害対策委員会

 災害対策本部の役割分担の見直し、運営マニュアル、安否確認表、備品リストの定期的なチェック

 を行い、災害発生時に齟齬を生じないように備えます。

   ②    災害発生後に犯罪が多発していますので、防犯団体とも情報を共有し被災者が被害に遭わないよ

     う対処します。

   ③    災害時の見守りについて

  災害時における要支援者の見守りについては、行政及び市社協においても検討されており、更に

  民生委員及び一部の自治会でも自主防災会等により対策が実施されています。災害発生時の混乱

  や避難生活が長期化する場合には、街ぐるみの支援活動に貢献できるよう体制を整備します。             

 (2)  防災情報交換会の開催

 自治会・自主防災会・消防団・まちづくり協議会など関係諸団体と防災情報交換会を開催して災害 

 対策の現状及び課題を共有し、災害発生時に連携の取れた活動を展開できるよう話し合います。

 (3)  防災フォーラムの開催

  自治会、地区社協等の団体と協力し、住民の防犯・防災意識の高揚と、災害発生時に適切に対応で

   きるよう、フォーラムの内容の充実を図ります。

 

5.子育て支援や、障がい者に優しい街づくりについて・・・支援・見守りチーム

    (1)  子供の居場所づくりや「薬物の害」の啓発など、子育てを巡る様々な課題や要望について諸団体と

      連携対応します。

    (2)  障がい者への理解を深め、諸活動を支援します。

    (3)  タウンセンターの創設は、こうした課題にも対応することを視野に入れて検討していきます。

                                       

6.各種イベントへの連携協力について・・・イベントチーム

ユーカリが丘商店街振興組合やユーカリが丘商店連合会が主催する、春の「緑のまつり」夏の

「里山フェス」、秋の「ユーカリフェスタ」などのイベントには、会員の方にも広く参加を呼び掛け、

積極的に支援・協力をしていきます。

                           

7.ユーカリタウンセンター(仮称)について・・・タウンセンターチーム

住民の皆様が日常生活の中で、気軽に立ち寄れるたまり場の確保に対する要望は、自治会やその他諸団体からも多く寄せられていますが、地区社協の100円喫茶やいきいきサロン、歌声喫茶がその役割を果たしています。しかし、いずれも月1回程度の開催であり交流の範囲も限定的となることから、思いついた時や買い物途中にも気軽に立ち寄れる場所であるとともに、趣味やサークル活動等でも利用出来る、常設のコミュニティセンターに対する要望は極めて大きいと思われます。

ユーカリが丘に相応しいコミュニティセンターに対する期待は様々ですが、下記のような課題について検討を深め、早期実現に向け努力していきます。

ユーカリが丘の活性化のため、その一翼を担う適切な場所に、協力を得られるよう山()に要請を

していきます。

 事業についても下記に柔軟に対応していきます。

      (1)  街づくりに取り組むユーカリタウンネットワークの活動拠点

      (2)  スペースの有効活用(諸会議、セミナー、ギャラリー、サークル)

      (3)  加盟団体との連携交流

      (4)  事業の採算性(場所、設備、利用料、人件費

 

8文化・スポーツ活動について・・・文化スポーツチーム

    (1)  高齢化が進む中、人と人との繋がりは非常に大切です。趣味や勉強会等の文化的な活動を通じて、

      生き甲斐づくりへ取り組みます。

  ①  名画鑑賞会の開催復活・継続

   ・回を重ねるごとに視聴者数も上昇基調にある。

   ・広報誌、ポスターなどによるPR活動を継続するが、ご婦人方の口コミが大きな宣伝効果を持って

     いる。

   ・宮ノ台などから上映して欲しいとの希望が多数ある。

   (2)  健康でスポーツに取組むことは、大変有意義なことです。
  創設8年を迎えた、ユーカリが丘地域で初のワンコインで楽しみながら健康維持ができる健康ソフト

     ボールチーム「ユーカリヒルズ」です。

   ①  ユーカリヒルズの新人募集など、育成強化に努めます。

   ②  対抗試合を目指し、チーム力の向上に努力します。

   ③  ユニフォームなどの必要用具を補充します

 

9里山・園芸への取り組みについて・・・里山・園芸チーム

    (1)  田んぼ

今年度も、若い方を中心(総勢60名)に9回目となる小竹「田んぼ体験」を既に開始しました。

仕事始めは3月に竹林(秋山氏所有)の間伐作業、4/9に苗床のビニールハウスへ、の搬入・田んぼの水路整備、そしてプレミアムなタケノコ堀りと目一杯頑張りました。

418日からは、メンバー全員で苗達への水遣り開始、連休中の56日の田植えと、9月下旬の収穫に向け取り組んでいます。

今年も昨年同様、10月には田んぼで収穫祭(BBQ)を開催予定。

    (2) 

   429日の「緑のまつり」に出店、無農薬・有機栽培で育てた野菜を販売し、ほぼ1時間で完売。

   次に出店予定の「ふくし祭り」に向け、これからは秋野菜を栽培します。

 

10「何でもカルチャー」・・・何でもカルチャーチーム

    アンケートチームを解散して、「何でもカルチャーチーム」を創設(令和48月)

   「充実したシニアライフを送るための生きがい探し」を主目標に、積んできた経験や特技などを地域に

     活かし、地域の人々との関わりを持ち社会貢献活動の場を作ります。

     ①  地区社協との共催の「市民公開講座」(過去4回開催)への対応

     ②  ZOOMを活用し、時間・場所などの制約を排除する。(防災リモートセミナー10月開催)

     ③  自主企画ワークショップなど開催予定(親子で創るユーカリCM等)

          

11ユーカリが丘駅北再開発について          

   (1)  ユーカリが丘駅北再開発計画が、平成30131日申請され受理されましたが、既存のホテルや

     スポーツクラブ、映画館、小売店舗、医療施設などに加え、現在平面駐車場として利用されている

     地区の再整備を行い、商業、サービス、文化・交流、事務所、居住機能の充実により、昼間人口と

     定住人口の増加による活性化を図る計画が明らかにされました。

   (2)  そうした街の急速な変化と発展は、タウンネットの活動を促進するものであり、また住民の新たな

     期待や行動を起こすきっかけにもなると思われますので、連携して活動していきます。

 

12高度情報通信について

   (1)  進化するIT社会に対応した街づくりは、生活情報の広範囲な活用を通じて街の利便性、活性化に

     極めて有効であり、さらに長寿社会に対応するサポート情報の迅速的確な対応を可能とすることか

     ら、実現に向け関係諸団体と連携していきます。

   (2)  ICTを活用した街づくりに、総務省関東総合通信局ICT推進協議会と連携して活動します。                         

                                   

13.特急停車推進運動について

住民の長年の悲願ですが、地域開発の進展に伴い、特に駅北口再開発が具体的に動き始めた時点で、

京成本社への陳情を引き続き行います。

 

14.懇話会の開催について・・・懇話会

    (1)  急速に発展・変化する地域状況に対応して、中長期的展望に立った街づくりについて引き続き検討

     し、結論の出たものは実施していきます。

 (2)  内外各界の有識者を招いて講演をお願いするとともに懇談を行います。

                                                                  

15.講演会・研修会などの開催について・・フォーラムチーム・支援・見守りチーム

 (1)  住民の理解や啓発を図るべき課題について、必要に応じ講演会・研修会等を開催します。

 街づくりについて研修会を開催します。 

16.広報活動について・・・広報部

 (1)  インターネット(web)放送、及びZOOMによる広報活動を目指します。

   番組編成をユーカリ地域に限定し、地域の商業、行政情報や独自の地元情報に特化し地域活性化に

     役立つ放送を目指します。使命ともいえる防災・災害放送では、被災者が本当に必要とする情報を

     提供し、地域と緊密な連携を保つ等、様々な問題に放送を通じて貢献します。

     地域密着メディアですから、独自性を持った自主制作番組が必要となります。

 番組制作には、ボランティア等地域の人材が必要です。

 今年度は、

   ①  スタッフの募集、教育・訓練など早期に開始します。

   ②  番組制作のために現事務所を整理して仮設のスタジオを設立します。

   ③  準備が整い次第ライブ放送を目指します。

    (2)  広報誌「ユーカリまちづくり」の年4回発行。

  (年4回発行時期=4月、7月、10月、1月、)

    (3)   広報誌「ユーカリまちづくり」に広告を掲載します。

  広告掲載の基準となる「広告掲載取扱要領」に則り、地域企業や商店等の広告を掲載し、地域情報

  を共有することによる広告収入で、広報活動の充実を図ります。

    (4)  ホームページを充実します。

   ①  スタッフのHP維持・管理能力の向上を図るためHP作成講座を開設します。

   ②  また、Facebook pageとの連携を深めます。

    (5)  メール会報「ユーカリタウンネットワーク NOW !」を継続発行します。

    (6)  総務省との連携を強化し、様々な施策について情報の共有化を進めます。

                              

17.自治会協議会との連携について

    (1)   住民の街づくりに対する要望・課題に、連携協力して取り組みます。

    (2) 自治会の主催の事業に協力し、自治会との共催事業を実施します。

 

18防犯カメラの設置について

防犯カメラ設置については、201885日に防犯カメラ推進委員会を設置して以降、佐倉市危機管理

室、佐倉警察署などと連携しながら、精力的に取組んできました。

推進委員会として、第1段階の使命がほぼ達成されたと思われるので、今後は、設置済みの自治会・団体及び設置意志のある自治会・団体を中心に管理上の諸問題含め推進委員会主催の情報交換会・勉強会を開催します。具体的運営方法は「作業部会」を開催し、先ず検討する事とします。

 

19. 小学校区まちづくり協議会との連携について

 青菅小、小竹小、井野小にそれぞれに設立され、具体的に活動が進められています。双方の目的達成の

 ために、協働することが望ましい活動について連携していきます。

 

20.組織の体制強化策について

   (1)広報誌での告知を利用し、会員の拡大と育成をはかります。

   (2)広報委員会、イベントチーム及び事務局の体制を強化し、活動の範囲を拡大します。

 

21.新事業について

   (1)  諸団体との連携・協力体制を強化し、特に、文化・芸術部門での事業を展開します。

   (2)  住民の交流を促進する事業を考案し、実行します。

   (3)  児童を対象に楽しいイベントを企画します。

   (4)  環境美化チームを中心に「花いっぱい運動」の一翼を担います。

 

22人材の確保及び財政基盤の確立について

   (1)  団体・個人に呼びかけ、正会員及び特別会員・賛助会員の加入を促進します。

   (2)  NPO団体は、その趣旨に賛同する団体からの寄付金または助成金・補助金が期待できますので、

     募集がある場合は積極的に応募していくこととします。

   (3)  主催イベントでの事業収入及び各種イベントでの物品販売等を計画・実施します。

 

 

以 上。